『ラジオペンチなどで引っ張りたいけど、
引っ張るモノにキズをつけたくない…』
そんなケースに直面したことありませんか?
今回紹介するのは、フジ矢様の
【リードペンチ 360A-150】
対象を傷つけず、しっかり保持できる工具です
リードペンチの基本スペック
全長157mm、重量85g、材質はクロムバナジウム鋼(熱処理)
鏡面のようなメッキ処理が施され、美しい見た目だけでなく、
防錆性能もしっかりしています
グリップ部は、オレンジカラーのプラスチックグリップ
掃除がしやすい材質で、形状もレモン型となっており、
握りこんだ際、手のひらに収まるサイズ感で握りやすい設計
完全フラットな掴み面
本製品最大の特徴が、ギザのないフラットな掴み面
面で対象を掴むことができ、対象を傷つけることなく、
薄板やリード線をガッチリホールドしてくれます
よく見ると切削痕のようなものがありますが、対象物に
傷を入れることはまずありません。ツメでひっかくと
わずかに段差を感じる程度で使用時には気になりません
フラット面を利用し、薄板を平らに成形したり、
エッジ部を活用して、リード線を直角に整えるなど、
通常のラジオペンチと異なる用途があるのも魅力
狭所で光る シャープな先端
本製品もう1つの特徴が『先端の薄さ』
合わせた厚みはわずか1mmと狭い箇所にも入るサイズ
先端以外も10°前後の傾斜があり、太くないのもGood!
先端は、先すぼみ状のラウンド形状で十分な剛性感
握りこんでも先端がひずむことなく、保持力をキープ
合わせは先端以外わずかに隙間が見える仕様
先端が薄いので、周囲に障害物が多い設備などで活躍
ワッシャーなど細かなパーツを抜き差しなど、
強く握れるピンセットのような使い方が光ります!
総評 精度が良いのにお求めやすい良コスパの平ペンチ
お伝えしてきたように、リードペンチ 360A-150は
『完全フラットなつかみ面』と『先端厚1mm』が特徴の工具
『細かい部品を差し込む』『配線を軽くつまむ』
『リード線や薄板を成形する』など個性的な工具で
ありながら、幅広く活躍してくれるツール
日系企業であるフジ矢さんなので入手性も良く、
価格も2,000円台とリーズナブル
ロングセラー商品のため品質もかなり安定しています
一方で、ラジオペンチのように『強く引っ張る』用途に不向き
あくまで『モノをつかむ』『整形をする』といった用途が得意
工具としてのキャラクターで使い分けられるウデは必要です
ギザ付きならば ツノダ ダックビルプライヤー
『先端の薄いラジオペンチが欲しい』という方は、
ツノダさんのダックビルプライヤーがおススメ
ギザ付きの先端がしっかりと部品をつかんでくれます
プロユースなら クニペックス ダックビルプライヤー
『プロとして高い信頼性の製品が欲しい』
『人とはちょっと違うタイプが欲しい』方向け
握りモノで有名なクニペックスの3301-160
こちらも『先端にギザのない完全フラットのつかみ面』
フジ矢さんよりも+1ミリ幅広で、こちらは非鏡面の
メッキが施された外観となります
クニペックスでは、ほぼ同じ形状でギザ仕様も
テレフォンプライヤーという名称の2911-160
お好みで使い分けられるのはうれしいですね
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