「使いやすいヘックスソケットとは?」
今回紹介するKo-ken 2010MZ-50は、人によっては
『最良のヘックス』となる可能性を秘めた製品です
機能・ラインナップ
サイズラインナップは 3~6mmの4種類
ソケット部は梨地のメッキ仕上げ、先端は
少しザラ付きのあるパーカーライジングのような仕上げ
特徴は全サイズで全長Lが50mm統一な点
他社だとサイズで長さが異なるケースがほとんど
シャンク長が34mm統一なのも美しい
同じく全長が揃ったタイプをお探しの方は
『SK11 SHS208BH』もおススメ
安価ですが、ちゃんと使えるお得なセットです
50mmハイトによる普段使いの良さ
2010MZ-50の最大の特徴が「使い勝手の良さ」
高さが出るので、障害をかわして使う場所を選びません
先端が長くなっても力をしっかり伝える絶妙なシャンク長
シャンクが長く、早回しが得意なのもお気に入りポイント
通常のビットソケットよりも掴める箇所が長いので、
ネジが緩い時に指先で早く回しやすいです
装着時に重心がヘッド寄りになるのも扱いやすい
ポイント。早回しの際に、素早くラチェットを
振ることができるので、作業がラクになります
細長いシャンクでも剛性は十分
シャンク部は6mmを除いて先端+1mmの丸軸
1/4sqの製品のため、そこまでトルク耐性は必要なく
多少固着したボルトもネジれることなく緩められました
注意点①ラチェットと相性がある
Z-EALシリーズの弊害が、社外ラチェットと相性がある点
RH2H(TONE)に装着すると、プッシュリリースが機能せず
強めに引っ張ると抜けてしまうということが判りました
対策の1つは「ko-ken製ラチェット」を使用すること
同社製品であれば問題なく使用が可能で、ソケットの
ガタツキも最小限に抑えられ、相性抜群の組合せになります
対策2つめは「Z-EAL」以外のソケットを選定すること
50mmはZ-EAL専用となりますが、通常の25mmと100mmは
通常のカタログ品としてラインナップがあり、問題なく使用可
注意点②ウォブルエクステが機能しない
このソケット、ウォブル機能が機能しません
ディンプル位置が通常と異なり、ガタツキをなくして
装着されるため、必ず直線状に装着されてしまいます
ウォブル機能とは
ウォブル機能とは、ソケットを半刺しにすることで、
角度を付けた状態で、障害物をかわしながら、ネジを回す
エクステンションバーなどに付与された機能
総括 中級者向けの便利なヘックス工具
後半はやや辛口の評価となりましたが、
ちょっとだけ高さが欲しい場面や、ネジの早回しに
魅力を感じる方には特におすすめのソケットです
逆に、スタンダードな工具を揃えていない初心者や
他メーカーのラチェットを愛用されている方には、
おススメしにくい玄人志向のツールの印象です
コメント