今回紹介するのは、ラジオペンチ
ドイツのKNIPEX(クニペックス) 25 05 160
通常のラジオペンチとは一線を画す性能をお伝えします
25 05 160 の基本スペック
全長160ミリ、重量144g、一般的なラジオペンチと同サイズ
配線カッターを備え、コンフォートグリップを採用したモデル
(比較用にTONEさんのRP-150Gを並べております)
多段階焼き入れのバナジウム鋼で高耐久
先端の金属は、バナジウム鋼に熱処理を加えた高強度鋼
表面は艶のあるクロムメッキを採用。掴み面は平行目。
亜種として網目タイプの29 25 160もあります
先端のギザは少々潰れましたが、3年使っても滑らず食いつきます
メッキは、強くこじったときに先端の一部が剝がれております
ただ、錆が発生することなく美しい外観となっております
同期のTONEはサビが浮き始めたが、KNIPEXは綺麗な状態
平行な掴み面で、紙1枚もしっかりキャッチ
KNIPEXの掴み面は、先端がほぼ平行に噛み合う仕様
比較のTONE品はカッター部に隙間がなく、代わりに
先端がテーパー上になっている設計
裏から光をあてて嚙み合わせチェック (左)KNIPEX (右)TONE
KNIPEXの先端は、対象との接触面が大きくなるため、
板状のモノをしっかり挟めます。紙1枚を左右に
ゆすってもビクともしません
スタンダードニッパーと同性能のカット部
カッター部は、硬線1.6ミリ、中硬線2.5ミリが切断OK
これは国内の標準的なニッパーと遜色ないスペック
電気工事などで扱う大半の配線を問題なくカットできます
ただし、硬いステンレスは保証の対象外
より硬い線のカットしたい方は、同じKNIPEXの
強力ニッパー(ピアノ線3ミリまでOK)をお求めください
他にはない握りやすさ コンフォートグリップ
私が1番価値を感じるのが、コンフォートグリップ
とても力を籠めやすく、長時間使用しても疲れにくい材質
握った力をそのまま先端に伝えているかのような使い心地
このグリップ、強く握る道具には本当におススメです
同じように強く握る『ツイングリップ』も、コンフォートに
すればよかったなぁと思うほどお気に入りの持ち手です
総評 握れてナンボ!だからクニペックス!!
当初は、他のラジペンと変わらないのでは?と思ってました
しかし使ってみると、先端がしっかり面で掴めることや、
力めるコンフォートグリップの良さが徐々にわかりました
・ピンを奥に挿入しようとして部品が回ってしまう
・固着した部品を力を込めてこじると先端が滑ってしまう
こんな悩みがほとんどなくなり、快適な作業が実現しました
すでにラジオペンチを所有している方も、買い替えの際は
是非クニペックスを検討してみて下さい!
わかる方には、その良さが実感できると思います!
その他のラジオペンチ
ここからは、ユニークなラジオペンチを紹介
用途によっては、あなたにフィットするかも
1つめは、クニペックスの『25 25 160』
40°の曲がりがついたタイプのラジオペンチ
てこを利用した引き抜き作業などひと味違う使い心地
画像引用:Amazon
もう1つは、フジ矢『メカニックプライヤー 330-200』
ワイヤーストリッパーなどを内蔵したラジオペンチ
1丁で複数の機能を備えた高機能マルチツールとなります
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