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クニペックス メカニックプライヤー 3815-200

全長200ミリとやや長めのラジオペンチの1種といえる製品。
その特徴は、対象をしっかり掴むクロスローレットのミゾ
通常のラジオペンチとの比較など、購入レビューを紹介します

比較参考用の150mmのラジオペンチの過去記事も掲載
KNIPEX製のプライヤーはどれも高品質でこちらもおススメ
メカニックプライヤー 3815-200の概要・スペック

全長は210ミリ、重量は208g
表面処理は錆に強いとされるクロムバナジウム電気鋼
本体も熱処理が施され、高剛性の仕上がりとなっています



実際表面の光沢は美しく、ハードに使っても傷が見えにくいので、
頑丈な被膜。錆が浮くようなこともなく、コンフォートグリップの
デザイン性も相成り、非常に高い質感の工具となっています


特徴1 クロスローレット(網目)

冒頭でも話した本製品の特徴が、先端のクロスローレット形状
ラジオペンチの一方向のミゾと異なり、網目状にミゾを増やし、
摩擦力を増やすことで、握ったときのホールド力UPを狙った仕様


(左)メカニックプライヤー[本製品]/(右)ラジオペンチ

ナナメミゾが追加されただけの見た目で、購入当初は正直半信半疑…
ですが、使ってみると部品をもって左右に振った際の安定度が高く、
掴んだ時の保持力が1ランク上の製品だと感じました


特徴2 全長200ミリの大型サイズ

一般的なペンチが150ミリなのに対し、3815-200は200ミリ越え
比較すると先端部分が長く、狭い隙間にもアプローチが可能な
ロングノーズ設計



使用してみると、狭所での活躍はもちろん、普段使いしても重さを
感じない扱いやすいサイズ感。握った際のバランスが先端と持ち手で
均等になっており、細かな作業から力技まで使える印象
特徴3 コンフォートグリップ

グリップ部分は、手に優しいコンフォートタイプ
手にかかる負担を軽減しながら、対象へ掴む力をしっかり伝達
汚れに強く、手袋でも握りやすい形状のグリップ



作者はコンフォートがおすすめ。何度も握ったり、強く握ると
手が痛くなることから、作業効率重視で、握りやすいタイプを選択
強く握りこむと、少しグリップがしなるのも、丁度良い塩梅

これ以上強くホールドする場合は、ロッキングプライヤーがおすすめ
機械式のストッパーで握力よりも強固に対象をつかみます
ENGINEERさんのVP-2が入手性とコスパが良くおススメです
数か月使ってみての感想


一言で言うなら『マルチに使えるプライヤー』という印象

個人的にラジオペンチに求める用途を平均点以上で満たしてくれる
1本。ホールドの安心感がラジオペンチより高く、部品を弾いたり、
掴み損ねることが自然と減り、ほぼ毎日使用しています



欠点は品質のバラつき。150ミリのラジオペンチは使用中に
メッキ剥がれが発生。結合部に鋭利なバリや錆交じりの油など、
細かい点で注意が必要。心配であれば実店舗での購入をおススメ

多少の注意点はありますが、しっかり掴むクロスローレット
シャープな先端形状、握っても痛くないコンフォートグリップなど、
高い水準でまとまったプライヤーとして推させていただきます

こちらもおススメ ~高機能ラジオペンチ~

ケイバ ラジオペンチ 200mm T-308
全長200mmのラジオペンチ。非常にスタンダードな作りですが、
先端の精度や剛性は国内老舗メーカーの品質を感じます
掴めるラジオペンチをお探しの方はこちらもおススメ

フジ矢 黒金 クロスローレット加工 350-150BG
安心の国内ブランド フジ矢さんのクロスローレットラジオペンチ
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